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庭球

和美・知美「おい! 香織っ!!」

そんな、二人の罵声で今日私は目を覚ましました。

もちろん現実の話ではありません。夢の中からの二人の呼び掛けに、私は応えたのです。

和美「おいっ! 起きろっ!」

夢の中からの……

知美「おい! 起きろって言ってんだろあほたれっ!」

夢の中からの………

和美・知美「わははははー!」



夢じゃなかった…………



私「……何やってんの」

和美「あー香織おはよー! 遊ぼー」

私「遊ぼうって…まだ12時だよ」

知美「真昼じゃん!!!!」

私「んー…とりあえず後30分だけ……」

和美「だめだ起きろー!」


結局、無理やり着替えさせられてすぐ出掛けることに。勝手に部屋に上げた姉を恨めしく思いました。

私「今日何するの?」

和美「テニス!! 近くにコートがあるんだってさー」

私「えっ、テニス? そんなの私できないよ?」

知美「安心して。ちゃんと分かってるって!」 

和美「香織に出来るスポーツなんか無いよね!」

私「…………」

知美「あ、でもツイスターとかなら香織にも……」

私「それスポーツじゃない!!!」

そんなこんなで亜由美とも合流し、テニスコートへ。

和美「ヘイヘイ打ってこーい!」

言われるがまま、私はただ思い切り腕を振り抜きました。

ラケットの面はボールを捉え、鋭い音を残してボールは飛んでいきました。



―――どんな人間にも、何か一つ得意なスポーツがあるという話を聞いた事がありました。

それが野球なのかスキーなのかボーリングなのか、実際にそのスポーツに出会うまでは誰にも分からないのですが、確かにそれはあるのです。

小学生の内にそれに出会い、そのままプロへの道を進む人もいれば、20代になって初めてそれに出会う人間もいるのです。

今、他人からどれだけ運動音痴だと馬鹿にされようと、いつか必ずその人間達を見返す日が来るのだと―



まあ、今回の話には全く関係ないんですけど。



思い切り振り抜いた打球は真横に飛んで行き、囲いのネットを越え隣の池に飛び込みました。

和美「はははははー!! 香織下手すぎ!!!」

亜由美「ちょっ、初めてなんだからしょうがないじゃん!」

知美「いやいやアネゴ、いくらなんでもアレはひどいっすよー」

和美「はははははは!!」

亜由美「やめなって!! 香織泣いちゃうじゃん!!」

私「いや泣かないけども……」

その後、和美と知美が打っている間、私は亜由美に付きっきりでコーチしてもらうことに。

初めは何も分からず本当にお手上げでしたが、亜由美の丁寧な指導のおかげで少しずつ相手のコートに返せるようになりました。

そうして分かったのですが、テニス楽しい!!

必死で打っているとあっという間に時間は過ぎ、最後は亜由美・私vs和美・知美でダブルスの試合をすることになりました。

それは結局、私が亜由美の足を引っ張って負けてしまいましたが、何球かに一球、たまに打球を返せただけで本当に嬉しい気持ちになりました。

終わった後には充実感があり、それは久しく味わっていないものでした。

和美と知美も、少しは私の事を認めてくれたのではないかと思います。

次回は是非、二人のペアに勝ちたいなあ。




和美「はっはっは! 亜由美どんまーい!!」

知美「ペアがねぇー! 香織と組まされちゃ、プロだって勝てるかどうか分かんないよ!」

和美「まじで香織の運動神経ってどーなってんだろ。どっかでプツリと切れてるんじゃないだろうか……」


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コメント

テニスはあんまりやったことないですねー(,,*)
たまに運動すると楽しいですよね♪

お友達みんな仲良しでステキですね☆
そうゆう関係ってぃぃと思います(*´∀`*)

友達の絡んでいる話が個人的に好きですね~
読んでて、ほのぼのします。

テニスは高校の体育でやったくらいかな~
しかも軟式、でもあれは楽しかったです!
次回も頑張って下さい!!

かわいいね。おれも
http://blog.auone.jp/sxe103sgt/
でブログやってるよ。ハメない?

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